ロータリーバルブ

ロータリーバルブのトップブランド”アイシン産業”

粉粒体を扱う設備において、ロータリーバルブは粉粒体のホッパー・タンクからの排出・定量供給や空気輸送のエアロックとして大変重要な機器のひとつです。アイシン産業は日本において永年の豊富な経験と実績から、用途別にロータリーバルブを標準化し、皆様のご要求にお応えして参りました。それらの機器をアセアン圏においてAishin Industrial (Thailand)が提供致します。

ロータリーバルブとは

横型円筒ケースの中にモーター駆動で回転するローターを挿入し、上部からローターに充填される粉粒体を回転により下部に移動させ重力によって排出供給する仕組みです。回転を停止することにより粉粒体の供給をストップ、回転開始で供給がスタートします。可変速のモーターと組合わせることによって、粉粒体の供給スピードをコントロールすることも可能です。

ロータリーバルブのサイズは、ご要求の排出能力から決められます。また、扱う粉粒体は千差万別、材質・ローター形状・多彩なオプションなどあらゆる仕様の組合せから最適な1台を選定できます。

◆標準図面・機器寸法表

◆標準仕様

  • 接粉部材質:SCS13/S30408/ASTM304または FDC450/SS400
  • 温度条件:-10~110℃未満
  • 圧力:±30kPa未満

※お客様の使用条件に応じた仕様を選定・御提案させて頂きます。
※別途保証条件もご確認ください。

◆各種オプション

材質

  • 接粉部
    アルミニウム/ハステロイ/インコネル/チタンなど
    ※標準:FC200/FCD450/SS400相当、SCS13/SUS304相当(S30408/ASTM304)
  • ローター
    アルミニウム/ハステロイ/インコネル/チタン/ウェルハード400など
    ※標準:FC200/FCD450/SS400相当、SCS13/SUS304相当(S30408/ASTM304)

内面仕上げ

  • ケース接粉部:バフ#300,400/電解研磨/テフロンコーティングなど
    ※標準:鉄、ステンレス製共に円筒部内面は機械加工面、スロート部は粗バフ仕上げ、ケース外面バフ仕上げも対応可
  • ローター:バフ#300,400/電解研磨/テフロンコーティングなど
    ※標準:鉄、ステンレス製共に素地のまま

磨耗対策のための表面仕上げ

  • ケース内面:ハードクロムメッキ/タングステンカーバイド溶射/セラミック溶射/窒化処理/シール部格子状肉盛りなど
    ※選択:円筒部(摺動部)内面のみ/スロート部内面含む全面
  • ローター:刃先硬化肉盛り(HF-350相当)/刃先ステライト盛り/全面窒化処理など

◆技術資料

ロータリーバルブの構造

排出性能

外形寸法図

※そのほかの口径については、別途お問い合わせください。

ロータリーバルブご照会について

型式でのご指定以外の場合は、弊社で選定させて頂きますので、以下の事項についてご連絡下さい。

  1. 用途:空気輸送(圧送/吸引)/定量供給/集塵装置の排出など
  2. 処理量(排出量):単位時間当たりの体積[m3/h]/単位時間当たりの質量[kg/h]など
  3. 粉粒体名称、かさ密度、粒度(粒径)、温度、含有水分、安息角、摩耗性、付着性など
  4. 使用条件:上部及び下部の各圧力、温度
  5. 取り合い:ご希望接続口径、丸フランジJIS5K/JIS10K、角フランジなど
  6. 機種分類:汎用/サニタリー仕様など
  7. 材質:鉄/接粉部ステンレス/特殊材料など
  8. 駆動:モーター直結/チェーン・スプロケットなど
  9. その他:軸封、使用禁止材質、バフ等表面処理、ハードフェイシング、寸法制約など
  10. 塗装仕様:塗料、塗装方法、塗装色など
  11. モーター仕様:電源電圧、周波数、屋内/屋外、固定回転/可変速、非防爆/防爆など